舟越工務店ブログ

2017年11月19日 【

スレンダーな庇の納め 2

デッキ上の庇(ひさし)。
できれば、柱は立てたくない、
方杖も、したくない、
なおかつ、スレンダーに納めたい、、、
ということでの、納め。
構造用F☆☆☆☆合板厚み28mmを、
屋根面を構成する野地合板と、
軒天との間のふところの断面の大きさ、
いわゆる、三角形に近いかたちをつくり、
立て使いとして、設置することで、
もたす方法としたのである。
このすぐ下は、登り勾配の、
杉板張りの軒天となる。
それらも、突っ張り、
もたす、かたちなのである。

登り軒天の家

2017年11月18日 【

玄関庇をスレンダーにする納め

玄関庇をスレンダーに、
薄く納めたいということで、、、
見えなくなる部分の納まり。
構造用合板F☆☆☆☆厚み28mmを、
張り上げるのである。
外周部より、奥に1m入り込んで、
実際のはね出し分は、
75cmほどとなる。
合板の厚みでもって、
持たす方法なのである。
軒天は、その下に下地を組んで、板張りとなる。
登り勾配の、軒天となるのである。

登り軒天の家

2017年11月17日 【

照明器具のデモのストレーション

メーカーの方にお借りした、照明器具で、
実際にこうなるであろう、
モデルハウスにて、
状況に近づけるべく、位置にセットし、
実際に照らしてみる。
照明のデモのストレーションなのである。
中角.広角とランプの照射角によっても、
光の感じが、かなり違うのもわかったのである。
天井、壁に光が当たった感じや、
空間全体における明るさや、
雰囲気のようなものも、見るのである。
光が当たる部分、いわば、照射面自身の、
色合いによっても、感じがかなり変わるし、
距離、光のあたり具合でも、かなり変わる。
照射方向が可変できる、
スポットライトなので、
絶妙な角度の調整は、必須なのである。

2017年11月16日 【

新しい現場シート

現場の足場に掲げられた、
新しい現場シート。
いわば、NEW DESIGNなのである。

2017年11月16日 【

ミニマムな照明器具

LEDライト、
新商品の、
コイズミ照明のarkiaというシリーズ、
ミニマムな照明器具群なのである。
基本は、照明器具本体は、
目立たないものがいいと思っている。
それに最適な器具なのである。
本体をお借りした、、、
スポットライトなのである。
実にミニマムなサイズなのである。

左か2つ目までは、
配線ダクトに取り付けるタイプ、
一番右は、直付け・壁付けタイプなのである。
ランプの種類も、中角、拡散と2種類ある。
いろいろと、状況を変えて、
デモンストレーションをしようと思うのである。

2017年11月15日 【

薄ブルー掛かった現場

ブルーのシート越しの、
光が投影され、
薄ブルー掛かった現場。
外壁廻りのパネルも入り、
窓のだいたいの大きさ、位置取りが、
わかるようになったきた。
2階は、天井面は垂木の下から、
約40cm下がった高さで、
屋根面と同勾配の勾配天井となる。
少しずつ、空間の在り様が、
想像できるようになってきた、のである。

登り軒天の家

2017年11月14日 【

2階床合板の釘の間隔

2階の床面は、
構造用合板F☆☆☆☆厚み28mmを、
張り巡らす、、、
その上に、仕上げの床材を張る予定なのである。
いわば、床板を張る下地であると同時に、
床面の面としての強度、
水平構面を構築するという、
構造としての材なのである。
構造的に有効なN75という、
長さ75mmの釘を、軸組みである2階の床梁に、
打つのである。
その、間隔にも、決まりがある。
外壁や吹抜、階段廻りは、100mm以内の間隔、
それ以外は、150mm以内の間隔で打つのである。
適正なる間隔で、、、
大工さんによって、
一枚一枚、一本一本、
しっかりと、打たれていくのである。

登り軒天の家

2017年11月13日 【

床下の配管の束

床下はひとが入って点検できるという想定。
動き易いよう、床下の配管関係は、
できるだけ、まとめるのである。
給水、給湯、排水の配管はもとより、
温水床暖房の配管も走るのである。
結構な束となるのである。

登り軒天の家

2017年11月12日 【

木の見える部分

建前直後の内部の様子。
木構造のみの状態なので、
壁がない分、見通せる状態。
木組みの状況がよくわかるのである。
柱は、一部を除いてほぼ隠れる、
梁も一部に見える部分は限られる、
ということで、構造材は、
ほぼ、隠れるのである。
見える部分は、理由があっての、
見せる、なのである。
見える部分が少ない分、
際立つであろう、、、
そんなことを考え、見るのである。

登り軒天の家

2017年11月11日 【

登り軒天の、 一端

垂木の鼻先の加工、
屋根の流れと、
逆勾配となる、、、
登り軒天の、
一端がうかがえるのである。

登り軒天の家

2017年11月10日 【

ハンドメイドのペンケース

かねてからの改造工事、
無事完成して、
御施主様の家族の方に、
ハンドメイドのペンケースをいただいた。
Fabrics & handmade goods のお店、
Succulent サキュレント
をされている、のである。

生地から選定、
つくっていただいたとのこと。
紺色のざっくりとした柄の布地、
そして、チャックを開けると、
いわば、裏地となるのか、
STAR WARSの絵柄の生地、なのである。
さすがのセンスに、
感服したのである。
ありがとうございました。

 

 

 

2017年11月09日 【

KUMO

ミニマム部屋なら特に、
大きさを考える、、、
照明を考えるとき、
部屋の大きさと、
器具本体の大きさとのバランス大事なのである。
ひとつの部屋を、
ひとつのシーリングライトで照らす、
いわば、一番単純、
シンプルな照明の方法としたのである。

取り付けたのが、
KUMOという、
コイズミ照明株式会社の器具なのである。
かたちは2種類あるうちの、
小さい方、、、
直径40cmで、高さは22.7cm、
空に浮かぶ、くもを連想させる、、、
まろやかなフォルムがなかなか、いいのである。

+one room project

 

2017年11月08日 【

床下の換気口

既存の土間コンクリートの上に、
新しい床面をつくる。
床板、断熱材から、既存の土間コンまで、
10cmほどの高さの床下空間ができるのだが、
やはり、密閉にせず、外とつながる、、、
通気するようにするのである。

土間コンの直上に、
スリット状の床下の換気口があるかたちとした。
外周部の大引きの下を透かし、
虫の侵入を防ぐ為、
外面にはステンレスの網を設置、
下端はコンクリート面に当たるかたちとした。
足などがつかえて、押し込まれるのを防ぐため、
その奥に、通気スペーサーというものが、
コンクリートと固定されて入っているのである。

+one room project

 

2017年11月07日 【

隠しビス

床の高さに差ができるので、
段をつくるのであるが、
床材と同材、杉板厚み39mmで、
ステップをつくる。
段というかたちから、
スロープにすることも想定し、
一段目の分は、取外しできるようにしたのである。
そのときには、最小限の箇所で留め付けてある、
いわゆる、隠しビスを解くことで、
取外しできるのでる。
一番右の節を利用、
なにげなく、埋め込んである、、、
ビスが入っているのである。

+one room project

2017年11月06日 【

内観パース

改造工事、
6帖大の、部屋の増設、、、
提案時の、内観パースなのである。
鳥瞰の目線での、全体の空間の立体的なかたちを表わし、
空間の在り様を、説明する為に描いたのである。
仕上げの材料、窓の感じ、
天井の勾配、壁のボリュームなどもわかる。
家具等の配置などの、
想定もしやすくなるのである。

+one room project

2017年11月05日 【

完成予想の外観パース

下が、提案させていただいた、
完成予想の外観パース、
中心部分の、少し濃いめに色がついている部分が、
今回の改造工事部分なのである。
全体とのバランスと、
既存の部分との兼ね合いを、
考えるということで、描いたのである。
上の写真が、
実際の完成写真。
見比べると、結構忠実、なのである。

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2017年11月04日 【

杉と月桃紙の織り成す空間

床は39mmの杉節有り厚板、
枠材、巾木等造作材も、
杉材、
壁、勾配天井の白は、
月桃紙張り。
杉と月桃紙の織り成す空間、
プリミティブで、まろやかな空間となる、、、
なのである。

+one room project

 

2017年11月03日 【

景色を取り込む

つながる窓、
部屋のコーナーに配される。
実はこの場所、
室内の位置から、
外の景色が望める、
いわば、ベストポジションなのである。
すぐそばにある道路との高さも、
適度に取れ、
ある程度、外からの視線を妨げながら、
外が見られる位置となっている。
ずーと先の、町並み、山並みも見える、
緑も見える、、、
借景、景色を取り込むのである。

+one room project

2017年11月02日 【

目前に現れたかたち

大屋根の垂木が設置された。
建前の日の夕方の様子。
ここまで来ると、
木構造を構成する、
軸、線のパーツが組まれた、
実物大の構造模型のよう、なのである。

だいたいの建物全体のボリューム、
プロポーションが見て取れる。
少し現場から、距離をおいて見ると、
廻りの建物などとの関係や、
敷地全体における建物のボリュームの有り様なども、
わかるようになる。
机上の、いわば仮想のデモンストレーションから、
まさに現実の、いわば実像が、
目前に現れたかたちを、目の当たりにする。

これから、壁面、窓、
仕上げのいろいろなテクスチャーが、
取り付いていく。
その有り様も、想像しながら見ると、
実に楽しいのである。

この後、雨に濡れないよう、
全体をブルーシートにて、養生し、
住まい手さんと共に、皆で、
掲げさせていただいた、お多福さんに向かって、
工事の安全と、
住まい手さんにとって良い家ができることを祈願して、
3本締めをさせていただき、、、
建前の1日を、終了したのである。

登り軒天の家

2017年11月01日 【

無事、上棟

一番てっぺんの木、棟木。
住まい手さんに上まで上がって来ていただいて、
よって納めていただく、
棟木納めをしていただく。
無事納まった、、、
ということで、
主要な木構造組みが完了した、
住まい手さん、大工さん、専務にて、
無事、上棟の様子なのである。

登り軒天の家

2017年10月31日 【

柱納め

本日、早朝より、
晴れて、建前が始まった。
まずは、基礎上全面と、
木材等に掛けていた、養生のシート類を捲り、
レッカー車の設置、
工具等の搬入、金物の準備、、、
そして、住まい手さんを交えて、
建前開始前のあいさつへと進む。
ということで、いよいよ本作業に入るのである。
時間は8時過ぎ、
まずは、住まい手さんによる、
柱納め、、、
1本目の柱が無事納まったのである。
選ばれた柱は、
1階リビング ダイニングに位置する、
2つの大きな片引き込み掃き出し窓が寄り合う、
化粧となる、大柱なのである。

登り軒天の家

2017年10月30日 【

完成形が露になった

壁、天井に、
月桃紙が張られ、
床の工事中の保護の為の、
養生が取り払われ、
6帖大のスペースの、
完成形が露になったのである。
壁と天井との取り合いは、
定番の納め様、、、
底目で納める。
そうすることで、
長期的なひずみなどのしわ寄せがくる端部、
いわば、経年変化に対応するべく、
僅かにすいても、奥になるので、わかりにくい、
という納め方なのである。
また、木等がない、
いわゆる、廻り縁がないので、、、
壁と天井の境界が、明確に見えず、
壁と天井が一体的に見え、
結果的に、拡がって見えるのである。

+one room project

2017年10月29日 【

色あわせ

住まい手さんとの打ち合わせ。
モデルハウスの玄関先に、
ずらりと並べた、サンプルの数々。
いわば、色合わせなのである。
外壁の掻き落とし、波板、
屋根材、トユ、玄関戸の板、板塀の板、、、
いわば、外廻りのものなので、
やはり、外で自然光に当て、
すこしと距離をとって見てみる、のである。
一堂に並べたのは、
各部それぞれの色と、
全体をイメージしながら、
それらが織り成す、
全体の色のバランスを見る為、なのである。
小さな見本では、
実際の感じがわかりにくい場合は、
ある程度は色目を絞り込んで、
再度、大きなサンプルを調達し、選定する。
すべてが決定するのには、
もうしばらく掛かりそうなのである。

登り軒天の家

2017年10月28日 【

パネルづくり

当社作業場では、
大工さん、4名による、
パネルづくりなのである。
外壁と内部耐力壁部に納める、
いわば構造面材なのである。
柱、梁、窓等の間にスッポリと納まるべく、
僅かなクリアランスを見ながら、
寸法を割り出し、つくるのである。

登り軒天の家

2017年10月27日 【

準備万端、好天を待つのみ

既に、木材が搬入され、
基礎の上には、キソパッキン、
土台、大引きが据えられた。
そして、先行足場が組まれた。
基礎上全体と、木材等は、
ブルーシートでカバーされた。
準備万端、いざ、建前へ。
あとは、好天を待つのみ、なのである。

登り軒天の家

2017年10月26日 【

基礎の様相。

基礎の様相。
外周部の立ち上がりは、
このままの仕上げ、、、
モルタル等の上塗りはしない。
いわば、コンクリート打ち放しなのである。
理由はシロアリの侵入経路をなくすという、
シロアリ対策の為であるのと、
この素材の素形、構造の在り様を、
そのまま見せるという、仕上がりが、
プリミティブ、かつ、シンプルで、
いいと思うからなのである。

目線を下に移し、見る、、、
水平をキープされた天端、
そして、連立するアンカーボルトなのである。

登り軒天の家

2017年10月25日 【

勝手口片引き戸+Fix

サッシである、
勝手口片引き戸の引込部分は、
本来は外壁となるところだが、
サッシ枠内々のスペースに納まる、
ピッタリサイズを導き出した巾の、
Fix窓を設置した。
連窓の様相となる、のである。

+one room project

2017年10月24日 【

様相が見て取れるように、 なってきた。

枠が納まり、
壁、天井には、石膏ボードが張られた。
天井は、勝手口戸の鴨居枠上端、
床から2mの高さから始まる勾配となるのである。
そこに寄り付くように、横の窓も取り付く。
窓から差し込む光によって、
天井面がグラデーションをつけながら、
照らされる。
などなどの、様相が見て取れるように、
なってきたのである。

+one room project

2017年10月23日 【

配線ダクト、そのパーツのみで構成する

照明の位置をスライドできる、配線ダクト。
やはり、照明器具自身を可変できるのが、魅力なのである。
器具も変えたり、数を増やしたりも、
気軽にできる、、、
照らしたい位置が変わる可能性がある場合は、
スポットライトを取り付ける場合が多い。

元々は、引掛けシーリングが、
長いレールの中から右に突き出た、
短いレールの右端部あたりに、取り付けてあったのである。
たぶん、そこには、全般的に照らす、
照明器具が取り付けられていたと思われる。

新しいキッチン、その作業台、及び、
ダイニングテーブル面を、
ピンポイントかつ、しっかり照らしたい、
ということで、
配線ダクト+スポットライトの取り合わせ、とするのである。

引掛けシーリングを取り外し、
配線ダクトの入線部であるパーツ、
フェードインキャップに線を接続、
照明本体を可変させる最適なラインまで、
配線ダクトで伸ばし、
そこで、ジョイナーTというパーツで、
両サイドの配線ダクトに振り分け、
接続させるというかたちとした。
天井は、クロス共々そのまま、ということなので、
配線を隠しつつ、
シンプルなる納めとするには、
配線ダクト、そのパーツのみで構成する、
かたちとしたのである。

houseリニューアルproject

2017年10月22日 【

一本枠が納められていく

慎重に、少しずつスライドさせながら、
まさに、阿吽の呼吸によって、
一本枠が納められていく。
実に、気の置けない作業。
大工さんの、高見さん、鳥井さん、
ご苦労さんです。

+one room project

2017年10月21日 【

枠は一本でいく

横滑り出し窓、
Fix窓、
片引き勝手口戸。
連窓のように、連なるのである。
枠はそれぞれの窓で分化させず、
通しで、一本でいくのである。
そうすることで、それぞれの窓が、
ひとつ枠によって、統合され、
実に、スッキリとした見え様となるのである。
一本の木に、各部各窓や、
柱の取り合いに応じて、
そしてそれらが、
一度に納まるように、
加工がなされるのである。

+one room project