舟越工務店ブログ
回顧する、プラン8 2階ホール
階段上がったところ、
いわゆる、2階なのである。
正面奥は、吹抜、
そして、階段上の、吹抜となる、、、
床のある部分と、
ない部分の様子がわかる。
階段廻りは廻れる、
回遊できるプランなのである。
吹抜廻りは、手摺がある。
低めに抑える。
窓の配置。
窓上から、伸び上がる、
伸びやかな勾配天井、
頂部から折り返す、
への字の有り様となる、のである。
回顧の、プラン7 リビング ダイニング
リビング ダイニングのパース。
ローカからのビューなのである。
正面には、大開口の窓、
窓の外の南側に庭に、木が伺える、
天井を見上げれば、
表わしの梁、そして、吹抜、
隣接する、キッチン、リビング階段、
家具類、、、
等々の様子なのである。
回顧する、プラン6 1階
1階全体のパース。
ポーチ、玄関、収納、ウォークインクロゼット、
水廻りであるトイレ、洗面脱衣室、浴室、
キッチン、リビング ダイニング、階段、
そして、濡れ縁、庭という、
一連の空間が見て取れる、のである。
特筆するべきは、トイレの配置、
内側に持ってきたのである。
動線的には申し分ないが、
外とは面しない、窓のない、
かたちとなっている、
それも、ありとして、、、
そうすることで、他の水廻りと、
2帖サイズの風が抜けるウォークインクロゼット、
玄関などが成り立つかたちとなっている、のである。
回顧する、プラン5 キッチン~ダイニング
ダイニング、そして、キッチン。
キッチンのカウンターは、
立ち上がりのないかたちで、
カウンターがそのまま、
いわば、フラットにせり出すかたち。
袖側は、立ち上がりを付け、
少し、ガードする。
対面側のキッチン本体の奥行きは、
約68cmとし、カウンターの奥行きは、
80cmほどから、もう少し出してもいい。
ステンレスの天板のカウンターが、
下の壁面から、12cm~せり出すかたちとなる。
その部分、カウンター下部分を、
ダイニング側から使う収納とする場合もあるが、
ダイニングテーブルを、
キッチン側にピタリと寄せる場合は、
その部分の収納が使えなくなるので、
よろしくないのである。
キッチンのカウンターに、
立ち上がりをつけない場合は、
よりキッチンとダイニングが、
一体的につながる。
座面の高め椅子を使えば、
カウンターテーブルとしても、
使えるのである。
鉄板焼きがあれば、
ということで、さぞかし、
このかたちとなる、のである。
逆に、カウンター上が、
見えすぎるという点がある、、、
対面側のカウンター上には、
あまり物を置かず、
収納や、背中のカウンターに置くという、
潔さが、必要なのである。
どちらかと言えば、
手元を隠す為、20cmほど、
立ち上げ、その部分に、
小さなカウンターを設けるかたちが、
主流となっているのである。
回顧する、プラン4 キッチン
キッチンは、システムキッチンでもいいが、
自由度がきく、
造り付けキッチンとする。
ダイニング、リビングとつながる、
いわゆる、対面式のスタイル。
対面部分に、シンク、ガスコンロとし、
背中側は、カウンター、収納、
冷蔵庫、もろもろのキッチン家電、
炊飯器、トースター、ポット等を納めるかたち。
対面部分を壁まで付けず、
通れる巾分空けた、いわゆる、回遊できる、
アイランド式のキッチンのかたちも考えたが、
シンクとガスコンロの間に、
鉄板焼き機をビルトインする想定などもあり、
カウンターの長さ的に無理があるということで、
壁まで付けるかたちとしたのである。
鉄板焼き機をビルトインするのは、
熱の問題等あり、結果的に、
見送ったのである。
対面側カウンター下は、
シンク下は、オープンにし、
床下点検口も設け、
給排水の配管や床下のメンテナンス、
チェックもしやすいようになっているのである。
その横は、ビルトインの食洗機、
他は、引出し、
スライドバスケットという、、、
当社定番のつくりなのである。
対面側カウンター上は、
できるだけOPENにし、
上部は、防煙垂壁H500と、
レンジフードのみとする、、、
吊戸棚などは付けず、
ダイニング、リビングと、
スッキリつながるようにするのである。
回顧するプラン3 玄関
回顧するプラン3 玄関
玄関ポーチとのガラスの堺を、
斜めにした結果といえば、
そうなるが、
台形のスペースとなる、、、
しかし、ガラスはトーメーの想定、
板塀までが、いわば、
玄関のように感じる設定なのである。
ある意味、半屋外的な玄関なのである。
天井は建具上、低めにつくる、
そのまま、同じ高さで、
ポーチの天井につながっていくのが好ましい。
となると、ポーチとの堺の建具の高さが、
2.200mmはいる勘定となる。
あまり高くなると、木製建具の場合は、
反りのリスクが高くなる、、、
アルミサッシが妥当ということになる、、、
等々、考えるのである。
ポストは玄関内から取れるつくりとする。
玄関と室内、ローカとの堺の片引き戸は、
適度に透ける面材をはめ込んだ建具とする。
台形の靴脱ぎ台のような床が突出する、、、
玄関収納は、壁面収納とし、
木板張りの建具とし、
ポーチの壁の外壁、木板張りとつながる、のである。
回顧するプラン2 玄関ポーチ廻り2
回顧するプラン2、
玄関ポーチ廻り2、
なのである。
目線の高さに近いところから見た、
パースペクティブ。
足元は、1段だけ突出かたちにし、
小石の洗い出しで仕上げ、
軒天は水平とし、木、板張りとする。
奥の壁面も、木板張りとし、
一部が、外収納の扉となっているという仕掛け、なのである。
ポイントは、床から天井の高さを、
できるだけ低くつくるということ。
見た感じのバランスも、さることながら、
雨の吹き込みなども、少なくなるのである。
回顧する、プラン1 玄関ポーチ廻り
回顧する、プラン。
いろいろと、断片的に、
スケッチパースを描くのだが、
いわば、幻のプランとなったもの、なのである。
しかし、それらの、
アイデアが、
分化して、目的の建築への、
足掛かりとなる、、、のである。
玄関ポーチの在り様。
玄関ポーチを、
建物より突出させず、
建物本体に入れ込むかたち。
2階下のスペース、
いわば、ピロティーとし、
深くつくり、そこに面する、
玄関との堺は、少し斜めにし、
道路側、アプローチに対して、
少し向かうかたちとし、ガラス張り、
片引き3枚の建具にする、、、
外には、ある程度ガードする為、
板塀を立ち上げる、、、
自転車もなにげなく置ける、
広めの土間という、設定なのである。
2階床杉板張り
大工さんによって、
2階の床板が張られてきた。
材は杉の節有り板厚み15。
あたりがやわらかい、
杉特有のあたたかみがある、のである。
登り軒天の家
厚み30mmの杉板の手摺
素材感があって、
なおかつ、頑丈で、
なおかつ、薄くつくりたい。
ということで、考えた、
厚み30の杉板でつくる、
2階階段廻りの、
手摺なのである。
よくあるのは、
間柱で組んで、
その上に、両面に、
杉板厚み15を張るかたちなのだが、
なかなかの厚みとなる。
階段廻りの壁面を、
杉板実付の厚み30mmを縦張りとし、
そのまま、手摺の笠木まで伸ばす、
というやり方なのである。
板自体は、しっかり下の壁部分で固定され、
なおかつ、上端の小口でも、
ビスでしっかりと、固定され、
なおかつ、手摺の笠木によって、
より一体となるという、つくりなのである。
できると木の厚みによる重厚感と、
杉の素材感があいまって、
いい感じとなるのである。
、、、と言うのは、
簡単だが、、、
大工の高見さん、
ご苦労さんです。
登り軒天の家
樹木のデモンストレーション
結構冷え込んだ日、、、
足元にはちらついた雪が固まっている、
なのだが、決めねばならない、、、
ということで、立てた、
樹木のデモンストレーションなのである。
そよぐ枝葉とは、まったくいかないのだが、
高さは、想定の2.5m。
アプローチ際横の、
ワンポイントの樹木なのである。
一本立ちで、
敷地の内側に向かって、
枝葉が伸びる予定なのである。
登り軒天の家
南側庭よりの、見上げ
南側庭よりの、見上げ。
外が暗くなると同時に、
内部が、浮かび上がる。
軒天に映り込む灯り、、、
いい感じになりそう、
なのである。
登り軒天の家
頑強なるL型金物
取り寄せた、
ステンレス製のL型金物。
150mm x 150mmのサイズ、
厚みは5mmある。
実に頑強なのである。
シンプルなところがいい、
見せる金具としても使えるのである。
ここぞというところの、
棚受けや、支持金物として、、、
いろいろと、使い様があるのである。
当社定番のパーツと、
なりそうなのである。
実部分の塗り
玄関ドアには、杉板を使う。
塗装を施す予定。
色はパインという、
明るめの木の色なのである。
一番右はまだ塗っていない。
それ以外が塗り済みなのである。
板と板がつながる、
実(さね)のオスの部分だけ、塗っておく。
そして、建具屋さんにより、
建具が出来上がったら、
全体を仕上げで塗るのである。
木はどうしても、時間経過等により、
収縮する。
そして、この実の部分に、
多少なりとも、
隙間ができることとなるのである。
そうなった時でも、
木の塗られていない状態、
いわゆる、白木の部分が、
ちらつかないよう、
事前に塗っておくのである。
登り軒天の家
新興住宅地の様相
周りは、まさに建築ラッシュのよう、
新興住宅地の様相となってきたのである。
家が建つと、見えなくなる方向から、
見ておくのである。
家はもちろん、
家、その家が建つ敷地のみで完結する存在でなく、
周りの環境、外的要因にも影響を受ける。
ましてや、隣接する家々となれば、
影響を受け合う存在となるのである。
光、風、眺望など、、。
当然、周りに家が建つという想定で、
設計するのだが、
実際どうなるかは、なかなか、
予測できない部分があるのである。
ある意味、ある程度、
予測できないという前提での、
想定の上の、設計とあいなるのである。
登り軒天の家
登り軒天
足場がなくなり、すっきりした外部。
外壁から軒天、屋根という、
一連のラインも、
見て取れるようになったのである。
ファサード、いわゆる家の正面にあたる部分は、
屋根の、軒先となる。
軒の出は、約90cmとし、
ある程度、雨を凌ぐかたちとした。
そして、外壁はざっくりとした風合い、
山砂掻き落とし、
軒天は、屋根勾配とは、逆勾配、
軒先に向かって登る、
いわば、登り軒天とし、
仕上げも壁と分けず、
外壁がそのまま、
軒先まで塗りあがるかたちとしたのである。
下から見上げたとき、
シンプル過ぎるほど、
シンプルに映る、のである。
相反して、
玄関庇は杉板張りの登り軒天とする。
ワンポイント使いの、
木が、なかなか効く、、、
という目論見、なのである。
登り軒天の家
無垢の踏み板
階段の踏み板、
杉の無垢材厚み30。
見えにくいが、
前にくる方には、
滑り止めで、
2本溝が掘られてある、のである。
登り軒天の家
無垢材のささら桁
階段の部材、
ささら桁。
いわば、踏み板を受ける部材なのである。
少しアクロバティックなつくり、
見せるという、意匠の面と、
もたすという、強度,構造の面との、
両立、、、
ささら桁の側面が、
リビング脇に見えるということで、
余り見付けが大きくならないようにしたい、
しかし、強度はしっかりとるということで、
2枚の厚板を一体にし、
厚みを持たせている。
材は、集成材でなく、
無垢材、杉、、、なのである。
無垢材でする場合は、
大工さんによる、手刻みでつくることが多いが、
今回は、工場にて、
つくってもらったものなのである。
なかなかの、細かい、複雑なかたち、
見事につくられてきた、のである。
登り軒天の家
足場がばらされた
足場がばらされた。
外観があらわになる瞬間、なのである。
最初は、なんとも心許ない感じに見えるのだが、
徐々に外廻りが固められ、
全体が整えられ、、、
しっくり馴染んでくる、のである。
登り軒天の家
庇上のコーキング
窓上に設けた、アルミ製の小庇。
波板との取り合い。
小庇の上の水切りの、
両サイドの上部は、
巾100mmほどのみ、
コーキングがさせている。
万が一、
波板の裏の面に、
雨水が浸入したとき、
水が、水切り上をつたって、
排出されるように、
あえて、コーキングで塞がない、
水溜りがする部分をつくらない為、
あえてしない、、、
という、納めなのである。
登り軒天の家
ビッシーと、通っている。
妻壁、
ついつい、上から覗き込む。
波板のライン、
ビッシーと、通っている、のである。
池田板金工業さん、
ご苦労さんでした。
登り軒天の家
妻壁ができた
外壁廻り、
妻壁ができたのである。
屋根のけらばの出は、
ほぼ無しとする。
隣地境界と、比較的近いので、
狭いながらも、
空が抜けている、、、
光をできるだけ取り込みたいという、
ことから来ているのでいる。
外壁の波板が、
ケラバの軒先唐草に、
差し込まれるかたちとなる。
波板にしたのは、
屋根の出がないので、
当然、雨にさらされるので、
雨に強い、メンテナンスフリーな材質ということで、
ガルバリウム鋼板の小波板張りとしたのである。
窓の上には、
当社定番の、アルミ小庇を取り付け、
自然換気口や換気扇の、
ベントキャップも納まったのである。
登り軒天の家
光と風がつながる空間
天井板が長くつながる。
長手方向に、
杉板が張られた、、、
そして、その先には、
開口部がある。
光と風がつながる空間、
となるのである。
登り軒天の家
1枚もん
外壁の波板張り、
上から下まで、
継ぎ目なし、、、
1枚もん、となる。
一番長いところで、
6mにもなるのである。
多々なる難所、
窓、庇、換気口等を、
切欠き、クリアーしながら、
一枚一枚、
上下に分かれて、
張り進められていくのである。
池田板金工業さん、
ご苦労さんです。
登り軒天の家
長い波板
いやはや、長い波板、、、
6mはあるのである。
妻部の外壁に縦張りで、張られる、
取り回すだけでも、
結構大変なのである。
張りあがりが、
実に楽しみなのである。
登り軒天の家
窓の様相
水廻りの窓の様相。
天井面から、
5mm下がりが、
窓枠の上枠の下端という、
納まり。
天井は、低めの高さとする、
なのである。
登り軒天の家
空間のかたち
きいろみ掛かった壁は、
白に変わる。
床の合板がない部分は、
吹抜、階段。
廻りは手摺が配される、、、
空間のかたち、なのである。
登り軒天の家
OMソーラーのリモコンの様子。
当社モデルハウス、
OMソーラーのリモコンの様子。
温度とOMの状況がリアルタイムで、
見て取れるのである。
2018.1.24
12:45
外は晴れ。
外気温3℃
棟温39℃
室温15℃
外気を軒先から取り込み、
屋根面で、その空気を暖め、
床下に取り込んでいる状況。
室内は、OM以外は暖房していない、
いわば、太陽熱のみの暖房での、
状況なのである。
太陽と風を感じる展示場
なかなかの数の配管
床下断熱材、床合板が張られる前の様子。
給水、
給湯、
暖房、
排水の配管等々、、、
なかなかの数の、配管なのである。
登り軒天の家
浮き立つ素面
モデルハウスでの、
照明器具のデモンストレーションの様子。
漆喰の荒めのパターン仕上げの壁が、
照らされたのである。
浮き立つ素面、
波打つ壁面の凹凸が、
浮かび上がったのである。
いやはや、いい感じなのである。
床暖房のパネルの上に、 床板が張り巡らされてきた。
床暖房のパネルの上に、
床板が張り巡らされてきた。
床暖房はガスと電気を熱源とする、
ハイブリット給湯・暖房システムで、
温水温度40度で暖房する、
高効率マットとすることで、
無垢の床板張りとしたのである。
床材は、ロシア唐松厚み15mmで、
板の働き巾は狭めの90mmのものとした。
極力、床暖房による木の収縮を、
考えた選定なのである。
ただ、それでも、木は自然の素材、
多少なりとも動く、収縮することは考えられる、、、
ということをも、想定した上での、選定なのである。
登り軒天の家
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