舟越工務店ブログ

舟越工務店の展示会など、イベント情報をお伝え致します。

2018年03月31日 【

木を1本植えた。

アプローチの中盤の小脇に、
木を1本植えた。
シマトネリコである。
下草、石並べ、、、
造園屋さんアレンジによる。

緑がアプローチ上に折り重なるような、
樹形になる、、、というイメージなのである。
不思議なもので、やはり、樹木が1本あるだけで、
家がぐっと、引き立つのである。
家といういわば、人工的な造形物に、
自然派生的な形をつくりだす、
樹木が合わさることで、、、
いわば、相反するものが、
折り重なることで、
互いがより、引き立つ、
引き立て合う、のである。

登り軒天の家

 

2018年03月30日 【

バウンドさせる光

玄関内部、
外光が、ランマのFIX越しに、
天井にあたり、
そのバウンドした光、
自然光で、玄関全体を明るくするのである。

照明は角度を調整できるダウンライト、
ユニバーサルダウンライトひとつのみ。
壁面にぐっと寄せている。
壁面を照らし、
そのバウンドした光で、
玄関全体に明るさをもたらす、のである。

登り軒天の家

2018年03月29日 【

バタフライ型天井


ランマ部に、FIXガラス。
トーメーガラスをはめ込んだ。
この、ガラスを基点に、
外は、外に向かって登る軒天井、
内は、内に向かって登る天井、、、
いわば、バタフライ型天井となったのである。
昼は、外の明るさが、
軒天沿いに内部に入ってくる。
外は、内部の明かりが、
天井沿いに、外の軒天を照らす、のである。
自然と外部と内部がつながる、
つながっている、、、
そんな部分をつくったのである。

登り軒天の家

2018年03月28日 【

デッキの足元

デッキの足元の様子。
シロアリの被害から免れる為の工夫している。
今回は、べた基礎のベーススラブを、
デッキ先端まで出している。
そして、その上に庭部分の高さとの、
取り合いの関係で、
コンクリートを増し打ちしているのである。
手前の束柱は、木(ウエスタンレッドシーダー材)とし、
コンクリートへは、基礎パッキンを介して、
ワンクッション置く。
そして、点検しづらい奥の束は、
鋼製束としたのである。
いわば、地盤より、
木を遠ざける工夫、なのである。

デッキのつくり様、
一軒一軒、これらのディテールは、
進化しているのである。

登り軒天の家

2018年03月27日 【

マットレス置き台

マットレスの下に敷く、
いわゆる、
マットレス置き台、
木で造らせていただいたのである。
材はヒノキ、床との接地部は、
クッション材を張っている。
マットレスの下の通気性がよくなるよう、
格子にしている。
3つのものが合わさって、
1つとなるようにしている。
ひとつひとつの大きさが、
手頃なサイズとなり、軽くなり、
収納にも納められるようにしたのである。

登り軒天の家

2018年03月26日 【

定番がちらほら

玄関廻り。
すっきりと納まった。
こうやって見ると、
当社の定番がちらほら。

玄関ポーチは、
小石(大磯)の洗い出し。
玄関ドアは、家、ひとに合わせた、
デザイン、いちからつくる造り付け。
玄関ドアと、外壁との一体化。
蹴板H200のステン、
ステンレスヘアラインの、堀商店のレバーハンドル。
ポスト口本体、そして、
室内から郵便物が取れるようにする。
建物廻りは川砂利敷き、
アプローチの敷石、、、
などなど、なのである。

登り軒天の家

2018年03月25日 【

外壁と同材でつくる

外物置の扉。
既製品のアルミ製の、
勝手口ドアをつけるというのが、
普通というか、簡単なのだが、
外壁と同材でつくる、
外壁と一体化させるのである。
波板を張っている。
水仕舞いも考えながら、
板金で枠廻りもカバーしているのである。
なかなか手間暇かかるのだが、
出来上がると、実に、
すんなりと、納まっているのである。

登り軒天の家

2018年03月25日 【

木栓の取外し

2階の一室、
一部置き畳とした。
床板は張ってあるので、
畳を取ると、
床板が現れるつくりなのである。
畳の際は、つまずかないよう、
板床と畳の厚み30mmの分段差となるので、
巾10cmの斜めに落とした取外し可能の、
框を床板と同材の杉でつくり、セットしてあるのである。
固定は、最小限のビス留めとし、
穴を掘って、ビスを沈める、
そして、木栓にてビスを隠すかたちとした。
そして、大工さんのアイデア。
取り外したいときは、
木栓の中心にほんの小さな穴がある。
そこにビスをねじ込み、
引っ張り上げれば、
木栓が取れるようにしたのである。

登り軒天の家

2018年03月24日 【

スカイラインも艶やか

妻側の屋根は屋根の出はない。
隣家との間が、
少しでもすっきりする。
空が広く感じる。
スカイラインも艶やかなのである。

登り軒天の家

2018年03月23日 【

PROによる写真撮影

当然、私も撮るのだが、
PROの方、
建築写真のカメラマンさん、
中村写真工房さん、
完成したら、撮影していただくのである。
夕景も撮ってもらう。
出来上がりが楽しみなのである。

登り軒天の家

2018年03月22日 【

見とれるアングル

ついつい、見る。
見とれるアングル、なのである。

登り軒天の家

2018年03月21日 【

吹抜からの見え様

明るくなったり、
暗くなったり、
自然の光の当り様で感じ方も、
変化する、、、空間。
吹抜からの見え様。
自然の光のさまざま動きが、
感じられるのである。

登り軒天の家

2018年03月20日 【

FIXガラスから、こぼれ落ちる光

FIXガラスから、
1階に、こぼれ落ちる光なのである。
その光が、壁面に光のラインを描くのである。
時間、天候によって、
刻々とその様は、移ろうのである。
吹抜の手摺を、
アクリルトーメーにしたおかげで、
2階にいてもその様がよくわかるのである。

登り軒天の家

2018年03月19日 【

光の移ろう家(登り軒天の家) 完成建物見学会 終了

2日間に渡って、開催させていただいた。
完成建物見学会、光が移ろう家(登り軒天の家)
無事完了しました。
両日とも、少し肌寒さはありましたが、
雨が降ることもなく、天候に恵まれました。
ご来場いただいた方は、
光が移ろう空間を、
じっくりと見学していただいたと思います。
構造材や厚板材など、
木材をお世話になっている、
おぎもくさんも、
協力していただき、
木の説明なども、していただきました。
ありがとうございました。

2018年03月19日 【

光が差し込んできた

見学会当日。
いい感じの光が差し込んできた、のである。

登り軒天の家

2018年03月18日 【

自立する板

完成建物見学会2日目。
初日と同様、
木材をお世話になっている、
おぎもくさんに、ご協力いただいた。
2階の可変間仕切や、手摺にも使っている、
杉を中温乾燥で乾燥させた厚床板、
題して、すぎもくという商品。
厚み30mmのものを使っているのだが、
それより厚いもの、39mmもある。
分厚いので、板といえども、自立する。
穴を開ければ、
ペン立てとなる、、、
という、デモンストレーションを
していただいたのである。
ご来場の方には、差し上げたのである。
杉の風合いとあいまって、
なかなか、いい感じなのである。

登り軒天の家

2018年03月17日 【

完成建物見学会開催。

完成建物見学会、初日。
北側のファサード、、、
実に、シンプルに映る。
ご来場いただいた方には、
じっくりと見学していただいたのである。

登り軒天の家

2018年03月16日 【

大工さんの手業

大工さんの手業が光る。
階段廻りの手摺の角部分。
なんともまろやかな、
Rがとられているのである。
ひとの動きを考えると、
階段を上がって、
折り返す部分なのである。
実に、あたりがやわらかいのである。

登り軒天の家

2018年03月15日 【

板張り外流し台

住まい手さんの、リクエストにより、
既成品のステンレス製流し台に、
板張りを施した。
庭に設置する予定なのである。
雨ざらしとなるので、
材は、板塀と同じ、
水に強い、ウエスタンレッドシーダーの厚み19mm.
巾140mmのものを削って、隙間をあけて
ステンレスビスにて固定している。
板張りの高めのバックガード付きの、
外流し台となったのである。

登り軒天の家

2018年03月14日 【

板塀が出来てきた

工事は、終盤、
板塀が出来てきた様子。
ウエスタンレッドシーダーを、
横向きに張り巡らす。
板と板との隙間は、
少なめの10mmとした。
板塀が出来ることで、
外部空間が、
まさにドラマティックに、
一変するのである。
なかなか、いい囲まれ感と、
なりそうなのである。

登り軒天の家

2018年03月13日 【

つながる空間の一旦

ローカ、、、
各スペースへの
動線をつなぐ空間であるのだが、
よりつながりを感じるよう、
板の張り方向を長手方向にする。
より、つながり感が強調され、
なおかつ、そのつながる空間に、
より伸びやかにつながる。
工事中の現場にて、
その一旦を確認したのである。

登り軒天の家

2018年03月12日 【

ソリッドなプロポーション、壁面

内部空間の有り様が、
そのまま、外観のフォルム、
いわゆる、プロポーションがいいと思う。
家の断面の輪郭が、
そのまま、ソリッドに現れたかたち。
屋根の出は、必要なところは出し、
出さない方がよいところは出さない。
ただ、その部分は、
まともに、雨風が吹き付けるので、
雨風に強い素材で覆うのである。
ということで、その面は、
ガルバリウム鋼板の波板としているのである。
光の当り様によっては、
ソリッドな壁面として映るのである。

登り軒天の家

2018年03月11日 【

階段in階段

階段製作中の様子。
新しいささら桁が納まりつつある。
中には、仮設の階段。
階段in階段の様相、、、
仮設の階段が、
作業性抜群の足場となっているのである。

登り軒天の家

2018年03月10日 【

キッチン製作中の様子

造り付けキッチンの製作中の様子。
材は、Jパネルという杉の集成パネルの、
厚み24mmのものでつくる。
大工さんの手によって、
造られるのである。
木の板という性格上、
どうしても反る部分があるのである。
その反りをどう押さえ込むかが、
難しい、苦慮する部分でもある。
出来上がれば、
目に見えない部分、、、
何事もないように映る。
固定する材に、
ときには、矯正しながら、
留め付けるのである。

登り軒天の家

2018年03月09日 【

玄関庇の追い止め上のスリット

スレンダーにつくった玄関庇。
外壁との取り合い部分、
追い止めの上が、スリット状に透いている。
これは、外壁内の中に、
空気が動く層、いわゆる通気層の入口なのである。
他の部分は、基礎上の土台水切りの上のところから、
空気が入るかたちなのだが、
下屋根や巾のある庇があると、
空気の流れが分断される。
ということで、巾20mmの通気層の入口を、
庇上に設けているのである。
外壁面の際は左官できれいに、
納めていただいているのである。

登り軒天の家

2018年03月08日 【

完成建物見学会を開催します。3/17.18

来る、、、

3/17(sat).18(sun)
10:00~17:00
完成建物見学会を開催します。

ぜひ、お越しください。

 

(みどころ)
●自然の光を取り込み、
また、光をバウンドさせることで、
室内に居ながらにして、太陽の移ろう光が感じられる家です。
●円滑な生活動線の確保と同時に、
各シーンに応じた、視覚的な空間のつながりや、
落ち着き感を感じられるよう、空間を構成する。
●天井が低い部分と高い部分をつくる、、、
勾配天井とし、空間に落ち着きと広がりを与える。
●適材適所に、自然な風合いが感じられる素材を使う。
山砂掻き落とし、無垢材(杉板、唐松、米杉)、月桃紙、など、、、
経年美を楽しむ家。
●地元の材を使う。柱、梁など構造材に、
中温乾燥を施した、京都府内産材を利用。
●一から考え、つくる、オリジナルな設え。
造り付けキッチン、洗面台、収納、TV台、階段など、
ひと、空間に合わし、機能性とデザイン性を考えつくる。
●シンプルであり、コンパクトであり、
広がりがあり、機能的であり、遊び心があり、、。
●外観は、高さを抑えた、無駄のない、
必要に応じて出来上がった、フォルム、かたち。
●ガスと電気のハイブリッド熱源の、
給湯と床暖房のシステムを採用、冬もあたたか。
●吹抜とリビング階段により、1.2階に、
光と風が通り抜ける、視覚的にも、つながりをもたらす。
●各職人、プロファッショナルの、
総力でつくる、魂心の家づくり。

などなど、ぜひお越しください。

2018年03月08日 【

庇廻りのコーキングの納め

外壁に取り付いている、
窓上の小庇のディテール。
波板との取り合い、
コーキングが施されているのだが、
角から10cmほど内側に入ったあたりまでとなっている。
これは、万が一、雨水が波板の内側に入ったとき、
水が滞らず、流れ出る様に、
あえて、すべてコーキングで塞がないのである。

登り軒天の家

2018年03月07日 【

先端のかたち

階段手摺、
ほぼ忠実に、
大工さんによって、
つくられてきた。
問題は、先端部分をどうするか。
模型を切り出して、
考えたのである。
絶妙な角度、
そこに、また、
角度をつけて切り込む。
そのラインは、
手摺が据わったときの、
垂直のライン。
そして、手摺のラインと、
直交するライン。
これらを基準に切り込む。
そして、小口が、
美しくみえるかたちになるように、、、
となると、おのずと答えが、
見えてきたのである。

登り軒天の家

2018年03月06日 【

階段手摺の模型

階段の昇り降りのときに使う、
階段手摺は、鉄でするのも、
考えたが、最終的には、
木ですることとなった。
よくある、
集成材の丸棒でなく、
当社定番の、
磨き小丸太でもなく、、、
木でつくるのである。
ということで、
大工さんの説明用も兼ねて、
スチレンボードで、
模型をつくったのである。
長さは短いが、
この断面で長くある、、、
という設定なのである。
2つの加工された木が、
角度をつけて組み合わり、
ひとつの木のようにする。
手が掛かる方は、
大丸面取りとなる、、、
などなど、
実際、握って、
握りやすさ、
手の当たりがよいか、
そして、見栄えなども、
どうなるのか、
確認できるのである。

登り軒天の家

2018年03月05日 【

吹抜越しの光

現場は、佳境に入ってきた。
壁に月桃紙が張られ、
ぐっと完成への、
現実味が沸いてきたのである。
時折、差し込む光、
なかなかのラインを刻む、、、
光が空間に与える影響も、
徐々に、わかるようになってきたのである。
なかなか、シャープなライン、、、
吹抜越しの光、なのである。

登り軒天の家

2018年03月04日 【

埋め込まれたアルミ材

月桃紙が張られた壁に、
埋め込まれたアルミの型材。
アルミチャンネル、
いわゆるコの字の形、
溝幅5.3mmなのである。
アクリルトーメー厚み5mmが、
差し込まれるのである。
納めの為、数ミリ、
月桃紙より出ている。
木枠をしないのは、
ぱっと見たとき、
壁が分断されないようにする、
よりアクリルのトーメーであることを生かす、
納め様なのである。

登り軒天の家