舟越工務店ブログ
トレペの山
プランニングをする際、
目に見える、空間のプランニングと同時に、
あまり目に見えない、構造のことも、同時に検討する。
主構造が木、いわゆる木構造となると、
まずは、線と線をつなぐような、、、
そして、それらが、面を構成し、
全体のバランスとなっていく、
上からの荷重を地面まで下ろす、、、
面、線をつたって、、、というイメージ。
その荷重の負荷、分担のしかたによって、
材のサイズ、メンバーが決まってくる、、、
それによって、全体の高さや、
材の位置関係が決まってくるのである。
そして、それらを見込んだ上での、
空間が成り立つのである。
あちらが立ったら、こちらが立たず、、、
ということも有りうる。
少しのことで、空間の質に影響を与える場合も、
無きにしも非ず、、、
構造を見せる、見せないの選択によっても、
変わるのである。
これらを、俯瞰しながら、
プランを練りこむ、、、
こういうことは、あまり住まい手さんには、言っていない。。。
ということで、知らぬ間に、
トレペ(トレーシングペーパー)の山となるのである。