STUDY
住まいの知識、教えます。
5. 木の色の変化
木は、丸太から、加工されて、
柱や梁などの角材、床や壁、天井に張る板材、
カウンターなどの厚板などのかたちとなる。
それらを、建築で使うのだが、
最初は、なんとなく、心もとない状態、
白木、、、白く映るのである。
新築や改造など、工事が完成して、
お引渡しさせていただく時も、
ほぼ、そのままの状態なのである。
それが、徐々に時間の経過を経て、変化してくる。
太陽の光が当たることで、徐々に、焼けてくる、、、
飴色に変化してくるのである。
そうなることで、実に落ち着いた、
いい感じとなってくる。
そして、色の違う、全体の木が、
馴染んでくる。
そして、家全体が、
深みのある木の色の感じで、
落ち着いてくる。
また、木によって、
経年の色の変化の仕方がさまざま。
たとえば、唐松は、木のもつ油の影響で、
濃いい飴色となる。木目もしっかり見えて来る。
杉は、赤味(赤い部分)と白太(白い部分)が、
均一に近くなり、木目も目立ちにくくなる。